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「つらい思いをして生き続けている人たちを殺してあげる」という考え方の狂気、あるいは正当性について、自分のこととして考える


「つらい思いをして生き続けている人たちを殺してあげる」という考え方の狂気、あるいは正当性について、自分のこととして考える|Seiji Bito|note

 

半人の気持ちは、わからなくもない。

この施設のことはよく知らないが、

私が思うのは、よくある一般の病院の話。

 

何かをきっかけに病に倒れ、入院。

多少なりとも脳へのダメージがあれば、ごはんをうまく食べられず、食べさせるための介護を手間と考える病院と国が、老人に胃ろうを付ける。

 

その際、病院側は胃ろうをつけなければ、うちでは入院させられない。と。

 

しかも、転院先などないのだ。

他の病院も同じか、しっかりした思想のもった病院は空きがないのだ。

 

そして、訳もわからない状態で、胃ろうを付けられて、食べることもせず、ただただ日々ベッドの上で、周りもボケた老人ばかりの中で過ごし、回復もままならないまま、ますますボケていき、一人ぼっちで亡くなっていく人たちもどれだけいることか。


そういった現実と世界があるということ。

 

そして、衝撃だったのが、

看護師が、胃ろうをつけた寝たきりの老人に、「○○さん、晩ごはんですよ〜」と、白い液体の入った点滴バッグのようなものに入った栄養剤を取り付けに病室に入ってきたこと。

 

もはや、一般人のそれとは異なる感情だ。

 

 

そんな世界があることなんて、大概の人は知らない。

 

そして、知るのは自分がそうなったとき、

もしくは、親族がそうなったとき、初めて知るのだ。

 

知らない世界は、否定してしまうよね。

だって、恐いから。